私が松井証券に口座開設してから10年ほどになります。いくつかの証券会社に口座を開設しましたが、投資家デビュー、初心者や少額投資家におすすめするのなら私の経験からも、やはり松井証券が一番オススメとなります。
目次
松井証券について
松井証券は日本で初めて本格的なインターネット証券取引を開始し、2018年には創業100年を迎えた老舗の証券会社です。
つまり長年の実績と顧客を持ちながらも、新しい証券取引時代へ向けてネット取引のパイオニアとして活躍するほどフットワークにも優れた企業と言えると思います。
初心者の時って「なんか証券会社って怪しそう」「口座を開設したら保管料とか年会費とかだけ取られそう」って怖くてなかなか一歩踏み出せないんですよね。私もそうでした。
けれど、証券会社によって変わって来る場合もありますが松井証券に関して『銀行口座を開設するレベル』の手軽さで口座を開設し、株式取引を始めることができました。
「証券会社っていろいろあって迷う」「比較サイトが多すぎて意味が分からない」という方は、是非この記事を読んでみてください!
おすすめの理由・メリット
1日の取引金額が50万円以下は手数料無料
松井証券について語る上で一番外せない超メリットがこちらになります。
なんと、現物・信用株式取引で1日50万円以下の取引金額であれば売買手数料が完全無料です!
株式取引は証券取引所を通じて注文した値段で株を買って売るという売買で利益を目指しますが、その売買をする時に証券会社と通じて注文して取引する時に通常は手数料が発生します。さすがに証券会社もボランティアで企業活動をしているわけでは無いので、売買手数料も大きな収入源なんです。
しかし、その手数料が一定金額まではタダ!
この無料取引枠によって受けられる恩恵は合計金額という部分だけではありません。
株取引には売買の最小単元というものがあって、200円の株価で最小単元が100株であれば最低売買単価が2万円となります。
「ええーーー!?200円の株を買うのに最低2万円必要なのー!??」となってしまいますが、株価と株取引金額は最小単元にも左右されます。基本的には最小単元は100株に統一されていますが、ETFという採用銘柄指数の連動型である投資信託銘柄などでは1株や10株という単元が残っています。
株価と最小単元が、3,000円で100株なら30万円、20,000円で10株なら20万円といった具合です。
以前、松井証券は1日10万円までの取引については無料だったのですが、これが50万円に拡大されたことによって無料枠で取引できる銘柄が圧倒的に増えました。
「1日50万円」以下の取引まで手数料が無料となるため、市場全体の9割以上の銘柄が手数料無料で取引可能となります。」
松井証券サイトより(2019年12月情報)
このように松井証券のサイトでも紹介されています。
株価は変動しますのでずっと同じ割合ではありませんが、東京証券取引所銘柄の2019年12月時点で、おおよそ取引額10万円以下は約1,600銘柄ほどですが50万円以下だと約3,800銘柄近くもの取引が可能となります。
実に、比率で表すと東証全体の40%(10万円以下)から90%(50万円以下)を超える銘柄数が無料取引範囲となったそうです!
※銘柄(めいがら):取引する株式の名称・品目のことです。(企業名や投資信託名などで表されます。)
口座開設は無料!
口座開設や管理料・システム料など完全無料です。
私は郵便のやり取りで口座開設しましたが、口座開設に全く費用はかかっておりません。(免許証コピー代くらいです)
株取引が未経験だと銀行以外に口座を開設したことがなくて不安だったりすると思いますが、ネット経由の開設でも郵送でも料金は不要です。
パソコン(PC)・携帯・スマホで取引できるツールが充実
松井証券は株式取引用のツールが豊富ですので様々な端末での株式取引が可能です。
つまり、サラリーマンの方などは在宅中にじっくり銘柄を選んで取引注文をしておき、出勤中や休憩時・待ち合わせ待機時間などでもスマホで取引状況の確認や変更が可能なのです。
もちろん、株式取引だけでなく先物取引についても同様に行えますので、無理なく自分のスタイルに合わせて株価のチェックや先物価格の動向なども見ることができます。
さらに、嬉しいことに私のようなMacintosh(mac)・iPhoneユーザーも扱えるツールがあるので、他証券会社で口座を開設して「俺のパソコンやスマホで使えないじゃん、意味ねー」という困った状況も回避できます。WindowsやAndroidにも対応はしっかりとしてますよ!
取引ツールに沿って分かりやすく取引用語も学べる
株式取引について未経験者や初心者の時は「用語が意味わからない」といったことがあると思いますが、取引ツール(アプリ)の説明を中心として用語も分かりやすく松井証券サイトのページに掲載されているので使いながら覚えていけるかと思います。
ネット証券業界トップクラス「一日信用取引」
信用取引は株取引に慣れてから口座を開設するか考える方も多いのですが、デイトレで利益を目指すなら松井証券の「一日信用取引」は余りにも有名です。
当日中に売買を完了させないといけない制約がありますが、何と売買手数料は完全無料!!
基本となっている株式取引無料は50万円を超えると一定の手数料が発生するのですが、こちらは当日中に取引を終えれば全額無料です。(ただし、条件以下金額の一日信用取引において発生する金利・貸株料の設定があります。)
さらに、2019年12月に行われた手数料価格改定で現引・現渡手数料も0円になり、さらにさらに金利・貸株料も1約定あたり100万円以上であれば0円になりました!(以前は300万円以上)
分かりやすく言うと、価格改定以前もデイトレ専用の一日信用取引では松井証券が業界でもトップクラスでしたが、今回の価格改定でさらに優位な部分が増えました。
一日信用取引ではプレミアム空売りという通常の信用取引では空売り取引の出来ない銘柄も扱うことができます。
信用取引はレバレッジが効くのでリターンも大きい分リスクも比例して大きくなる為、慎重に取引を行うか考慮する必要はあると思いますが、先々の十分な資金の中でデイトレも考慮するのであれば松井証券の一日信用取引は十分な魅力を兼ね備えているのではないかと思います。
IPO(新規公開株)でも人気
株式上場会社は初めから上場しているわけではなく、各取引所の審査を経て上場します。
日本では東京証券取引所などに上場するのですが、審査を経て取引所で株式取引が可能になり「上場企業」と呼ばれるようになります。
IPO(新規公開株)というのは、新しく上場する会社が新規に株券を発行したり現株主が証券会社を通じて売ったりした株券を、上場幹事する証券会社が一般の投資家などに売却することを言います。(ざっくりした説明です。)
新規に上場する企業の株券は金脈みたいな側面があって、上場前にIPOで買った株券が数倍になるということもあります。
この時にどこの証券会社でも買えるのでは無く、あくまで幹事をしている証券会社が取り扱うことになるので幹事をやってない証券会社からは買えません。
松井証券は主幹事としての役割をすることは少ないですが、多くの新規上場会社の幹事証券会社として名前が挙がることが多いです。
例えばIPOで50万円で買った株が、証券取引所で取引開始の初めての値段(初値)で80万円以上をつけることも結構あります。
普通の株式取引だと「新薬が認可された」「国策プロジェクトを受注した」「決算内容が大黒字だった」などの目を引くニュースが無いと急激な株価の上昇は見込めませんし、普段の値動きは数%もあるかないかといった銘柄も少なくありません。0.1%とかもよくあります。
しかしIPOの場合は、有力な企業や有望な進行企業が新規に上場することも多く、初値は平均的に高くなる傾向にあります。初日に値段(寄せ板気配量含め)が折り合わず、何日もかけて値段が釣り上がっていき3倍5倍となることも稀にですがあります。私見の印象ですが、購入額の1.3倍〜1.7倍くらいまでが儲かる場合の予想値平均くらいかなとも思います。もちろん初値から大幅下落して損をすることもあります。
「良い前評価のIPOを買えれば楽に大きく儲かる!」と沢山の投資家がこぞって求めるようになっていることから、IPOはとても人気の高い投資方法です。
幹事証券の裁量で販売しているのですが、松井証券の場合は申し込みの抽選をしてくれます。これが松井証券でIPOを申し込みが多い人気の理由。
取扱量は主幹事よりも圧倒的に少なくなることが多いですが、証券会社によっては得意客に多く販売したりするので(販売方法は自由)、誰にでも当選チャンスのある抽選という時点でありがたいんです。
このメリットだけでも松井証券に口座を開設している投資家もおられるくらいです。
口座開設はラクラク!WEB上のみでも完結可能
口座の開設はWEB上で申し込みフォームに必要事項を入力。
後は必要書類をWEBでアップロードするか、書面の方が安心という方は郵送でのやりとりも可能です。
無事に口座が開設されたら、入金や出金に銀行口座が必要になりますのでインターネットバンキング口座をあらかじめ用意しておくと便利です。インターネットバンキングを利用した入金は無料ですので手数料を気にしなくて大丈夫。
ATMからの入金も可能ですが、その場合の手数料は自己負担となるので注意が必要です。ATMからの入金がメインになる方は「月○回まで振込手数料無料」などのサービスがある金融機関もありますので、投資用の銀行口座として専用のものを開設してもいいかも知れません。
話題のiDeCoで老後の資産形成も可能
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)も松井証券で申し込みができます。
先々の年金資金についてお考えの方は考慮されてもいいかも知れません。松井証券のiDeCoは運営管理手数料が誰でもずっと無料ですし、専用サポートダイヤルがあるのも安心です。
iDeCoは年金のため60歳未満では受け取ることができませんが、節税という意味では大きなバリューがあると思います。
まずは口座開設してみましょう!
口座開設は無料ですが、申し込んでから実際に取引を開始するまで少し期間・手続きが必要だったりしますので、まずは口座開設して準備しておくことをオススメします。
特に口座を開設したからといって無理に取引する必要もありませんし、デメリットも無いと思います。
ただ今すぐに投資したい銘柄があった場合に、あらかじめ証券口座を持っておかないと機会損失する可能性があります。
証券会社によって強みやメリット、手数料やシステム、取引ツールが違うので複数の証券会社口座を開設するのも一般的です。
私の場合は少ない方だと思いますが、4社の口座を開設して実際に使ったり見比べて松井証券に落ち着いている感じです。
ただし、あまりに多くの証券会社に口座を開設しても利用することも無いですし、パスワードなどの管理を含めて面倒ですから数社程度におさえておいて必要性を感じてから他社の口座を開設する方が良いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。