一年以上経った今も大いなる戒めであり教訓
麻生太郎衆議院議員(当時財務大臣、現在も同)が平成29年3月15日に予算委員会にて
人間で生きていく上に大事なことは
朝は希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る
この気持ちだと思っています
ということを答弁の中で言われました。
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私は普段から国会中継を常に見ているわけではないので、インターネットサイトやSNSの発信からこの言葉に出会い深い感慨を得たことをよく覚えています。(名言として沢山紹介されており動画サイトなどで見れる場合もあるかと思いますので、ぜひ肉声を聞いてみてください)
よくよく思い返せば会社勤めをしてからというもの、入社当初は毎日の不安から緊張を持って目覚め、仕事少し慣れた頃には休日以外の全てを労働というユウウツな事柄に対して気だるさを覚えながら目覚め、転職時期は自分にはもう離職率の高い誰でも出来る仕事しか無いんだ消耗品のような生き方しか無いんだって悲しみを感じて起きていた時期もあったなと思い起こします。
そして、日中は与えられた仕事を一心不乱に乗り越えようとしていても、どこか心の中で「とにかく今はこの仕事をやらないと怒られる、もしかしたら職場にいられなくなるかもしれない」という恐怖心に似た強制性を思いながら過ごし、帰宅すれば仕事の愚痴や不安、やっと解放された安堵感を満喫し自分の好きな遊びばかりするという日々を長く送っていたように思います。
能動的では無かった、自発的で無かった、とにかく受動的な仕事の過ごし方でありました。仕事は会社や誰かが用意してくれたものをこなすだけ、それさえ満足に出来ないくせに文句や愚痴は人並みにあるという人間でした。きっとその甘えは私自身の根本に存在する“なまけ心”そのものの状態なんでしょう。もちろん表面上は、仕事に対して一生懸命でしたし何の能力も持たない自分を雇用してくれた会社に感謝を感じて取り組んでいました。自分自身もそういう風でいることが頑張ってる状況なんだと思っていました。でも少し時が経てば見えてくる事も非常に多いですよね、面倒な仕事が出来るだけ振られないように願いながら指示された仕事を疑いなくこなし良い人をできるだけ演じることで自己満足していた、ごくごくありふれた一般的な会社員でありました。が、決して成長性のある人間では無かった。
しかし時間というものは不思議で、前述のように意識の低い私のような人間でも徐々に任される仕事が多くなり頼りにされ感謝されることで、少しずつ人生にある種の充実感を与えてくれました。自分の居場所、社会人になっても社会に小さな存在意義が認められる喜び、アルバイト経験とはまた違った責任の求められ方、その反面、厳しさや辛さ理不尽に思える出来事、悔しさや怖さで眠れない夜なんかも私だけが知っている私だけの人生の瞬間の連続。
そういった小さな小さな人生を過ごしてきた人間にも、麻生氏の言葉はスッと胸に落ちてきました。今ある状況がなんだっていいんですよね、きっと。大事なことは今ある現実とは別の部分で、しっかりと人という生物に生まれ生きていく中で志(こころざし)を持っていることが大切なのだと感じ取りました。そういう志のある日々を送る中で新しい良い何かを発見できたり、状況を好転させたり、不安を解消できたりするのだと。
麻生氏の言葉を知り、私が行った新しい行動は、
朝、目覚めた時に「今日も健康な体と心で一日を生きるスタートができることに感謝します。私は精一杯今日もできることをしっかりとやっていきます」というようなことを頭の中で言うか、声にならない声で口に出す。
夜、眠りにつく時に「今日も一日平穏無事に過ごさせていただきありがとうございます、また明日も私は私の人生をしっかり生きていきます。ありがとうございます」
この二つは毎日なるべくするように習慣づけていったことです。
もちろん、忘れることだってありましたし、気分的にできなかったりもしましたが今もまだ習慣として多少残しております。言う言葉も結構変わったりします、朝イチで「今日も一日頑張るぞー!」とか、寝る時は「やったー、いろいろあっても今日も暖かい布団で寝れるぜラッキー」みたいな、、、ね(笑)
別に何か劇的に変わった事例とかは特にありません。もしかしたらずっと先になっても無いかもしれないですね。こんな成功事例ありますよってことが書ければ良かったのですが、この習慣で何かが良くなったとかもよく分かりません。でも多分続けますね。もっと自分に合った過ごし方に出会うまでか飽きるまでやってると思います。
ただ、ちょっとだけ気分が良いんですよね。マシ程度に感じる時があっても良いんですよ。怒りや不安や恨みや困りごとを思い出して寝起きするより全然マシなんですよね。人によって合う合わないあると思いますが、もともとポジティブシンキングしようしようと思い出したようにするタイプなので違和感無かったのかもしれません。習慣でなくとも近いことをやってたことは何度もあります。別に人にオススメしようとかも現時点ではあまり思わないですね。
でも、もしも、少しだけ試してみようかなって方がいらっしゃったらお仲間大歓迎でございます。励まし合い同好会でも無いですが、自分に似たことをしている人がいるっていることは嬉しくて、記事を書く励みにもなりますので。
私が大切にしている金言をご紹介してみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。